story

暴虐の限りを尽くした魔王ギベオンが、六英雄に討伐されて1年。

六英雄のひとり国王ゴルテーンは、生き残った魔族や
数多くの亜人種たちを危険視し、
苛酷な排斥と迫害で彼らを弾圧した。
魔王の一族最後の生き残りである魔王の娘ラピスは、
廃墟となった魔城マラガルドの復興のため、
侍女カルミアと共に、王都の郊外に住むひとりの男を訪ねる。
寂れた果物屋を営む男・シグレは、金次第でどんな依頼でも受ける
『何でも屋』としての裏の顔を持っていた。
「七つの魔羅水晶を集めるために、貴方の力を貸して……!」
魔王の遺児と異国の忍、二人の欲望が交差する。
こうして、ラピスとシグレの魔王城再建が始まるのだった。
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